ベーシックコース:第 6 回基礎講義「環境化学(講義・実験)」が行われました

令和 6 年 10 月 6 日(日)、甲府キャンパスにて、2 つのグループに分かれ「水循環と水質のできかた・水質分析の前処理」、「微生物によるエネルギー生産と化学物質分解」の基礎講義と実験が行われました。

担当した学生メンターの声は以下のとおりです。
今回は環境科学をテーマに水と微生物の代謝について講義と実験を行いました。
一つ目のグループでは、私たちにとって重要であり身近な『水』に科学的に違いがあるか、講義・実験を行いました。講義では、水質とは何か、日本の水道水がどこから来ているか、どのように作られているか、どういった基準があるのかを学びました。その知識とともに実験では塾生たちに様々な場所から水の採取のお願いをしており、持ち寄った水を用いて水の硬度を測定しました。
二つ目のグループでは、生物の『呼吸』『代謝』について講義を行い、微生物と有機物を用いて実験しました。
高校生物基礎で学ぶ内容のため塾生たちにとっては難しい内容でしたが、真剣に先生の話を聞き、積極的に手を挙げて発表していました。呼吸とは何か、呼吸は何のために行うのか、微生物の呼吸によるエネルギー生産について学びました。実験では微生物の働きにより電気を生み出す微生物電池の作成とメタンガスの生成、土壌汚染物質であるフェノールの微生物による分解の観察を目的として土や水を用いて実験の仕込みを行い、経過観察をすることになりました。
2 つのグループの塾生ともに、水と微生物というとても身近な内容の講義でしたが、とても真剣に自分自身で考えながら講義や実験を行う様はやる気に満ち溢れており、「自分自身でも実験をやってみたい」、「もっと実験の内容を細かく知りたい」などの声が聞こえてきて塾生たちの熱意に驚かされました。

次回(10 月 27 日)は甲府キャンパスにて、第 7 回基礎講義と実験・解析から結果の確認・考察と、グループワーク・ポスター発表を行う予定です。

なお、今後の活動につきましても随時、当 HP にて発信していきます。