令和7年6月29日(日)、甲府キャンパスにて、小・中学生を対象とした教育プログラム「やまなしジュニアドクター育成自然塾」の入塾式を挙行し、第4期生44名が入塾しました。
入塾式では、中村和彦学長が、「入塾された44名のみなさんも今日からやまなしジュニアドクター育成自然塾の一員として科学者としての一歩を踏み出すことになります。ここでは学校での学習ではなかなか体験することができない、高度で専門的な科学活動・探究活動にチャレンジしていくことになります。その中で、自分の興味や関心のある分野を見つけて、それを深め、やがて未来を担う科学者へと成長していかれることを心より願っています。」と挨拶しました。
また、連携機関である山梨県教育委員会の荻野智夫教育長からは、「この恵まれた環境で山梨大学の先生方の専門的な指導の下、自由な発想で自分らしい疑問を見つけ、解決に向けて試行錯誤する中で、科学的なものの見方、考え方を身に付けてほしいと思っています。そして、これからのより良い山梨、より良い日本、より良い世界の作り手となって成長していかれることを願っております。」と、本プログラムのフィールドワークの拠点となる南アルプス市の金丸一元市長からは、「本市は未来を担う子どもたちの人材育成に積極的に支援して参りますので、エコパークのフィールドを大いに活用していただきたいと思います。ここでの学びが将来を担う次世代の科学者としての第一歩となることを期待します。」とそれぞれ祝辞を頂きました。
その後、入塾生代表として、小学5年生の高三野世織さんが「今日ここにいる自然塾の先生方や科学が好きな仲間と、自分の好奇心を追求し、新しい知識を得るおもしろさを知り、科学する心をともに高め合いながら、夢への道を進んでいけると思いました。この自然塾で、皆さんと一緒に学びあえることを楽しみにしています」と挨拶しました。
続いて、同じく入塾生代表の小学5年生の深谷馨音さんが「私がこれから出会う新しい科学の知識や研究の種は、私の今の想像力や理解力を超えているかもしれません。しかし、失敗を恐れずに、たくさんチャレンジしていきたいです。『未来は今とつながっている』、その言葉を胸に、4期生のみなさんと励ましあいながら、自分の夢に向かって今を大事にして一歩一歩前進していきたいです。」と抱負を述べました。
入塾式後には、実施主担当である遠山教授によるガイダンスが行われ、今後の説明と共に、本事業を担当する教員と学生がそれぞれ自己紹介を行いました。
今後、塾生は、大学での講義や実験のほか、南アルプス市の「ユネスコエコパーク」でのフィールドワークに参加する予定です。 なお、今後の活動につきましても随時、当HPにて発信していきます。


式辞:山梨大学学長中村和彦 祝辞:山梨県教育委員会教育長 荻野智夫様


祝辞:南アルプス市長 金丸一元様 入塾生代表挨拶:高三野世織さん